<パワー・トゥ・ザ・ピープル!より>

「千葉から」  Ⅹその他
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。

 千葉県では、知事選で「完全無所属」とウソをついて当選した森田県知事の教育における具体的な施策が動き始めました。

 こうした中、昨日(7月4日)開かれた千葉県高等学校教職員組合の第63回定期大会では、本部提案を補強する形で次のような修正案が出されました。
 (少し長いですが森田氏のやろうとしていることがよく分かると思います)

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 森田知事はそのマニュフェストに
 「学力向上はもちろん、郷土愛の育成や道徳教育の強化など、人間としての基本的な躾や常識を養い、強く美しい日本の心を持った誇りある元気な子供を育てる環境作りを目指します。」
 として、「愛国心」と「道徳教育」の強化が掲げられています。
 そして、「日本を嫌いになるような歴史教育の見直し」を掲げています。

 また、教育委員に野口芳宏を知事は推薦しました。


 野口氏はその著書『教育語録・硬派で鍛える』で
 「ひっぱたくのである。叩きのめすのである。『体罰』を断行するのである。そこまでしても人間社会のルールを身につけさせていく気迫がなければ子どもの教育は実を結ばない」
 と、体罰を肯定する人物です。

 さらに、野口氏は「日本教育再生機構」に所属し、森田知事は同「機構」の代表委員でもあります。
 この「機構」は保守系学者・政治家が発起人となって「愛国心や道徳を教育に取り戻す」という趣旨の運動を行っている団体です。
 そして、教科書の歴史改ざんグループ(新しい歴史教科書をつくる会)が二つに内部分裂した、その内の一つである、「教科書改善の会(正式名称ー改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会)」、に加入している組織です。

 また、森田知事は千葉版教育再生会議とでもいうべき「教育再生諮問会議(仮称)」の設置を打ち出しています。
 さらに、民間人校長も積極的に登用することもマニュフェストに掲げています。

 以上のことから、1947年教育基本法で禁じた教育内容への政治的介入は着々と準備されているといえます。

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 当日本部から出された「当面の闘争推進に関する件」という議案にも

 「・・・森田知事は6月追加補正予算に『千葉県の教育を元気にする有識者会議』(仮称)を設置しようとしており、7月2日の県議会文教常任委員会でも大きな論議となっています。
 千葉県の教育行政が大きく変えられ、教育活動への不当な介入がなされないよう、とりくみを強める必要があります」

 とありましたので、この修正案は取り下げられましたが、
 同時に出された、

 「森田県政のもとで予想される教育に対する新たな介入の動きについて注視し、情報を流し、県民と共に民主教育を守る運動に取り組みます。」

 という補強修正案は本部が受け入れました。

 大会終了後、修正案提案者も含め有志で飲み会をやり、
 「いよいよ今度は千葉も首都圏の主戦場の一つになる。
 東京・埼玉・神奈川などの闘いを生かして大いに闘おう!」
 と意気を上げました。

 首都圏の皆さん!全国の皆さん!
 千葉も元気に戦線に加わります。
 よろしくお願いします。

(追)
 千葉県では毎年「子ども議会」が開かれていますが、森田知事は、中学生に、「ウソをつかないでください」と言われたということです。
 森田知事の<道徳教育>は所詮この程度のものなのです。

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