原寿雄 著『ジャーナリズムの可能性』(岩波新書最新刊 700円)

権力との癒着、過熱する報道、強まる自己検閲・・・・・。マスコミへの不振・批判が叫ばれて久しい。しかし、有効な解決策を見出せぬまま法規制の動きも強まっている。いま原点に戻って、ジャーナリズムの本来の力、役割を問い直す必要があるのではないか。長年の現場体験を踏まえ、放送、新聞の現状を検証し、再生の道を構想する。