ヤクルト
の新外国人、トニー・バーネット投手（２６）＝Ｄバックス３Ａリノ＝が２６日、成田空港着の航空機で来日。米俳優のトム・クルーズとキアヌ・リーブスをミックスしたようなマスクを持つイケメン
右腕は、高田ヤクルトの救世主としてフル回転を誓った。
端正なマスクに報道陣から思わずどよめきが漏れた。「ＴＶショーの出演者に似ているとか、いろいろ言われるけどね」。照れ笑いのバーネットだが、昨季は３Ａで１４勝を挙げるなど、実力は確かだ。アリゾナでの自主トレ中には偶然、巨人・クルーンと知り合って日本野球も予習。人間性にも信頼が置けそうだ。
オフには英国風レストランでのシェフのアルバイト経験もあり、パスタ料理はお手のものとか。「先発でも救援でも、勝つために投げる」。セ界のライバルたちも、巧みに料理する。
メジャー経験はないが、昨季３Ａでは１４勝でリーグ最多勝。１５０キロの直球に加え
、カーブなど変化球も多彩だ。今オフは徹底した走り込みを行い、アリゾナの同じ施設で練習していた巨人・クルーンから米国と日本のストライクゾーンの違いなどレクチャーを受けてきた。「キャンプでは自分を紹介する意味も込めて初日からブルペンに入るよ」。独身の２６歳。「彼女がいるから遊ばずに野球だけに集中するよ」。日本の女性たちよ、残念だね。
◆トニー・バーネット（Ａｎｔｈｏｎｙ Ｌｅｅ Ｂａｒｎｅｔｔｅ）１９８３年１１月９日、アラスカ州アンカレジ生まれの２６歳。アリゾナ州立大から０６年ドラフト１０巡目でダイヤモンドバックス入り。昨季は３Ａリノで１４勝８敗、防御率５・７９。マイナー通算では９７試合３９勝２７敗、防御率４・３６。１メートル８８、８６キロ。右投げ右打ち。年俸４０万ドル（約３６００万円）プラス出来高の１年契約。背番号は６４。