監督、教えてください-。ヤクルト・青木宣親外野手(28)が22日、2月1日からの
沖縄・浦添キャンプで高田繁監督(64)指導による居残り特守を志願した。巨人での
現役時代、華麗な守備で“壁際の魔術師”と呼ばれた指揮官。ゴールデングラブ賞
を4年連続受賞中の青木が、監督直伝の“魔術”でさらなる守備力アップを狙う。
きっかけは元ヤクルト、西武監督で野球評論家、広岡達朗氏(77)の言葉だった。1
9日に神宮室内練習場で送球の指導を受けた際、広岡氏が絶賛したのが指揮官の
守備だ。
「高田の外野守備は本当にすごかった。あれ以上のものは見たことがない。自分の
監督なのだから、教えてもらった方がいい」
高田監督は巨人での現役時代に外野手(左翼手)として1972~75年の4度、三
塁手として76、77年の2度、ダイヤモンドグラブ賞(現・ゴールデングラブ賞)に輝い
た名手。外野フェンスに当たった打球の判断に優れ、“壁際の魔術師”と呼ばれた。
07、08年のリーグ1位(ともに・996)から昨季は5位(・990)に下降した、守備率の
再向上につなげたいところだ。
「獲れるタイトルはすべて狙いたい」という青木。5年連続のゴールデングラブ賞へ
。今季から背番号「1」を背負う青木が、守備でも1番を目指す。