こんにちは。 フリーランスでウェディングのプランニングを行って10年の小沼です。
今日は可愛いお菓子のご紹介です。
「 おいり 」は五色の餅米で作った 可愛らしい「あられ」のことです。 見た目は雛あられみたいですが、中は空洞なので、淡雪?綿菓子?みたいに ふわっと解けます。
香川県の讃岐エリアでは、嫁入り道具と一緒に必ず「 おいり 」を持たせるという慣わしがあるそうです。
受け継がれている幸せのお菓子ということですね。
「 おいり 」を持って、他家にお嫁入りすることは、「 その家の家族の一員として入り、心を丸くして、まめまめしく働きますので宜しくお願いします。 」という意味が込められていると言われているそうです。
「 煎る 」と 「 入る 」という語感からもお嫁入りにはふさわしいお菓子とされたのかもしれませんね。
現在では、お引き菓子やプチギフトとして使用されているようです。
私もお手伝いさせて頂いた御新郎御新婦から頂きました♪
また、「小判菓子」といって「おいり」を平たく小判の形にしたものを一緒に結婚式の際には数枚入れることもあるようです。
これはもしかしたら文金高島田の結いが高くなっているのは、何かの折あらばとお金を忍ばせたと云われている親の想いと相通じるものがあるのかもしれませんね。 と云われは解らないのですが、勝手にそう思ったのでした・・・
ちなみに、鳥取県にも「おいり」というお菓子があり こちらはちょっと異なり、ポン菓子を水飴で固めたもので、お雛祭りは欠かせない伝統的なお菓子だそうです。