わたしは 今、
母に対して無感情だけれど
決して、無関心ではない×
部屋の内側から
母の動向を伺って
リビングに出るタイミングを
見計らっているのだから
でも、母はどうなんだろう?
真後ろにいることすら
気付かず悲鳴を上げる母
わたしは、透明人間?
以前からよくあることでした
わたしの気配に気付かず
母が悲鳴を上げることなんて
特別、気配を消している訳でも
忍び足な訳でもないのに
近くへ行くと「きゃぁっ」と
悲鳴を上げる、わたしの母
父に対してはない現象
悲鳴を上げるのは、わたしにだけ
ときどきなら、そういうこと
わたしもあります´`;
近くにいたことに気付かなくて
「うわ、ビックリした...」
なーんていうこと
でも、あまりに頻繁だから
なんだか哀しくなってきて
そして、正直、傷つきます
そんなに気配がないのかなって
そんなに存在感ないのかなって
我が家の間取りは
リビングの扉のすぐ傍が台所
母は、そこに居ました
わたしは閉まっていた扉を開けて
母の後ろを通ろうとしただけ
扉を開ける音で気付くだろうに
後ろを通り過ぎてから
まるで幽霊にでも出逢ったように
「きゃああ」と叫ばれてしまいました
確かに、母を無視しているのは
他の誰でもない わたし自身
だから、母の知覚から
わたしが消えていても
おかしくはないと思います#
でも、やっぱり
扉を開けたことすら
気付いてもらえないのは
傷付くというか、哀しいものです
〇*〇*〇*〇*〇
もっと最悪だったのは
一番見られたくない姿を
晒されてしまったこと
鍵をかけ忘れていた
わたしも悪いのだけれど
明かりの確認くらいは
して欲しかったな...
嘔吐しているところに
母が扉を開けてしまい
再び、悲鳴
きっと気持ち悪かっただろうな
人間じゃない、醜い姿
あの姿を見られた以上
もう、母とは本当に
顔を合わせたくない
というより
合わせる顔がありません;
自分自身でさえ
汚くて醜くてどうしようもない姿を
潔癖性の母が
受け入れられるとは思えません
今日は...いい1日だったのに
自宅へ帰ってからの
自分の透明さと醜悪さに
気持ちが塞ぎそうです<苦笑
嘔吐現場のことは
突発的な事故だったとしても
気配に気付かなかったときの
あの悲鳴は...やっぱり、嫌ですね
いっそのこと
本当に見えない透明人間だったら
気付かれることもないから
あんな悲鳴も聴かなくていいのに
そんなことを思います´`
わたしって、そんなに
存在感がないのかな...
