不登校で療養中の娘。
笑顔は増えて、家庭では冗談もよく言ってる。
身体もたくさん動かしているけれどアイスやお菓子の量が多くて体重が(汗)
療育先の医師は、最近になっても小さな刺激で不安が強くなって機嫌が悪くなったり崩れる様子に、学校でどれだけ困っていたか分かると言っていた。元々ポジティブな性格なのにねえ、と。
環境を変えたほうが良いというアドバイスをもとに、転校の方向で進んでいる我が家。
4校を見学
・特別支援学校
・隣学区の公立小学校A(支援級あり)
・別の自治体の公立小学校B(小規模で支援級なし)
・少し遠い私立インクルーシブ小学校
学校という場が苦手になってしまった娘を見学に連れて行くのは、けっこう難しい。
新しい人や場所が苦手。予測不能な場所には行きたがらない。
毎回胃が痛くなるくらい慎重に、抜き打ちのような形で実行。
本来なら見通しが大切なタイプではあるものの、事前に新しい学校へ見学へ行こうと話せば、ぜったいに行かないと突っぱねられてしまう(苦笑
結局、娘が行きたがっている場所へいく途中に軽く寄ってみよう、みたいな感じでメインイベントを用意してからサッと誤魔化しながら連れて行った。駐車場から校舎までの間に拒絶や癇癪が起きたらどうしようと毎回ハラハラ。
いざ学校に入ってしまえば、初対面の先生方のまえで娘はとても緊張しながら良い子に振る舞う努力をしていた。コレが苦しいんだろうなと思いつつ、それでも見学しないことには本人に転校先を選んでもらえないので。。。
4校を一緒に見て、娘が選んだのは公立小学校A。
そこには保育園時代のクラスメイトがたくさん通っており、見学のときに「ワー!!◯◯ちゃんが来てる!」と懐かしい顔が娘を取り囲んでワイワイ。緊張でこわばっていた娘の顔がほころんだ。
公立小学校Aを見学したあと、帰りの車で「ここにする!」と即決。
ただ、現在の小学校の支援担への恐怖感が大きく、転校先に彼女が移ってきたらどうしようと怯えている。
事情がありそれは起きないはずなんだけど、娘に大丈夫といっても不安はまだ消えない様子。
先生としての赴任は無いはずだけど、保護者として会ってしまう可能性があるのが難点。
この時期、保育園でお世話になった先生方にばったり会うことがちょくちょくあり、みなさん久しぶりの挨拶の次には「がっこう楽しい?」と聞く。
娘はピリッと表情がこわばり、顔を隠すようにうなだれて「うん」と答えてる風の態度をとっていた。
これが見ていて心が痛む。
転校の決心をしてからは「がっこう楽しい?」と聞かれる場面では、返事をせず静かにやりすごすようになった。
苦しそうな表情が消えたのと、「楽しい」と答えなくてもいいと割り切れた様子に、娘の中の変化が感じられた。
新しい学校へ行くんだ!というほどの気力は無いと思うし、実際には不安のほうが大きいと思う。
転校のための学区変更には随分と手続きに時間がかかるので、申請を出してから本決まりは数カ月後。うちのケースは通ると思ってるけど、却下される場合もあるみたい。教育委員会の別組織が審査するので、教育委員会の担当者には決められないのだという。
ちなみに支援学校は選ばなかったけど、支援学校への転校は夏休み前までに手続きを始めないと、次年度への転校も難しくなるので動くタイミングが大事。
地域の学校も、就学相談と同じような流れで夏休みまでに相談、見学などをして転校先を決めて申請、秋に決定されるみたい。
(住所を変えるとか、そういう手段はまた別)
まだ娘は回復途中なので、今年度はしっかり休んで転校は来年度から。
転校後は私が付き添う母子登校から始めて、安心して過ごせるようになったら徐々に離れるようにと療育先からのアドバイス。
母子通学、なかなかヘビーだろうな(白目)。
すごく難しそうなら、不安を減らす漢方薬もあるよ、と医師。
最近は、近隣の地域で不登校のお子さん親子との接点が増えてきて、お話を聞くと色々似ていて共感してしまう。正解が無いなかでの手探り。