はじめて受けた、新型K式発達検査。
発達検査に一喜一憂することないさ!という思い(決意?)とは裏腹に、
いざ数字を見せられると成績表みたいで気になってしまう。
運動、認知は仕方ないけれど、「言語・社会」領域がもっと実年齢に近いと思っていたのでややショック。
検査当日
人見知りの激しい娘が、初対面の心理士さんと検査というシチュエーション。
娘は当然緊張している様子だったけど、課題は一生懸命頑張っていた。時々気が散って違う遊びに発展したり、椅子を離れてしまって床に座った姿勢で検査を続行したけれど、脳性麻痺のため体幹が弱いから姿勢がどんどん崩れていくのに検査のペースは変わらず。
えええ、ちょっと待って!(心の声)
「この姿勢でこの課題は無理です。」見かねて、椅子に座らせて姿勢を整えたりした。またグダグダしたけど。。。娘なりにやりきった!
検査が終わって同じ施設内のOTへ。「検査頑張ったねー!!」と先生の第一声。娘を抱き上げグルグル回って笑わせてくれて、一番お気に入りのおもちゃも用意してくれていた。大好きな先生と嬉々としてOTに取り組む姿をみて、やっと私も緊張がほどけた。
検査ではフラフラしてしまったけど、OTではいつも40分間席を離れることなくやっている。椅子には滑り止めのシート、足がぴったり地面につくよう薄いマットで調節してくれている。こういうセッティングが、集中して取り組むために大事なんだな、というのも改めて実感した。
検査結果と保育園へのアドバイス
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4歳3ヶ月 発達検査結果
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姿勢・運動領域 DQ34 (1歳半)
認知・適応 DQ58 (2歳半)
言語・社会 DQ74 (3歳3ヶ月)
全領域 DQ62 (2歳8ヶ月)
これだけ領域ごとにばらつきがあると、全領域の平均値を出す意味ってあるのかな?(笑
検者のメモでは、言語理解力は高いけれど、検査中にマイペースな行動(椅子から立ち上がって移動、検査道具で遊びたがる、気になったものを手放せないなど)があったので、人とのやり取りについては実年齢より幼い印象とのこと。はい、そのとおりだと思います。
この発達検査の結果は保育園とも共有する予定だけど、どんなふうに伝えたら良いか、小児科の先生にアドバイスを求めてみた。
こんなことを保育園に伝えてね
- 認知領域のDQが低くなってしまうのは、手の不器用さも一つの要因であること
- 言語の理解は良いので、これから起こること、やることを具体的に言葉で説明してあげると集団生活に馴染んでいける。例えば「これから〜するからここに座ろうね、〜したらおしまい。その後は〜できるから、頑張ろうね。」など。他の子たちが周囲の様子を見ながら自然に出来ることも、娘にはあらかじめ丁寧に言語化して伝えていくことが大事だと。
- マイペースな子は何かに強い興味を持っていたりするので、興味のあるものを使って能力を伸ばせると良い。
ふむふむ。なるほど。
結果の数値だけ伝えるのと、このアドバイスとともに伝えるのでは随分印象が違うと思う。聞けてよかった。
発達検査結果をどう受け止めたら良いのか、若干困惑気味だった私。
先生は、発達検査は就学への指標だというお話をしてくれた。
小学校でどんな形で学ぶのか目標を定めていくこと。年長になってからでは交渉が間に合わない場合もあるので、年中から就学を意識して動いて、と。
いつのまにか就学問題が間近に迫っていることに驚き。
左 息子2歳2ヶ月、右 娘 4歳3ヶ月
最近お気に入りのトンネルのぞきポーズ。(左足は緊張強めなので伸び気味)
娘は未だによしお兄さんロス、ブンバボーンの影響は計り知れない。
息子は姉が大好き、トンネルポーズでも転ぶのでも何でも真似しちゃう。
娘の愉快な一面は検査で数値化されないけど、ちゃんと見てるよ!