保育園の運動会まであと1週間とちょっと。
会場は体育館なので、天候に関わらず開催予定!
先日「年少クラスの徒競走は、去年より距離がかなり伸びるのですが、どうしますか?」と先生から聞かれて悩んだ。
走る距離は町民体育館のトラック一周。(具体的な距離は不明だけどそこそこ大きい、去年の運動会の記憶が頼り)
ざっくり選択肢は
・みんなと同じ距離を走る(歩く)
・みんなと一緒にスタートして、距離は短くする(ゴールの位置を娘だけ手前にする)
数日悩んだ結果「みんなと同じ距離でお願いします。」と返事した。
普段の練習では、園児たちは娘の足の状態を知っているので、みんなで応援してくれる。
当然他の子と差はつくけれど、娘は自分が遅いことは気にせず応援を喜んで楽しく歩いているそう。
運動会当日となると保護者たちがいるし、普段は和やかに応援してくれる年長さん年中さんたちも緊張しているから、雰囲気は違うかもしれない。
娘はあとから運動会のDVDを観たがるので、娘にとって達成感のある絵を撮るのはどちらがいいんだろうか、という点も意外と重要。
みんなと同じ距離で本当に大丈夫か、、、分からない。
先生たちの意見を求めたら「お母さんの意向で決めてください。」と。
頑張ればできるかもしれないことを最初から半分の距離で、とお願いするのはどうしても気が引けてしまう。
でもやはり、心配は拭いきれず
「万が一、転んでばかりいたり、明らかに問題がありそうなときは、ゴールをズラして途中で切り上げてもらえないでしょうか。」と付け加えた。
運動会の当日、先生たちもテンパっているので臨機応変な対応は大変だろうけど。
今年も、補助の先生が一緒に走ってくれるというのがありがたい。
他の子達と差が開きすぎると、娘がコースを見失ってコースアウトするのではないかという心配もしていたのだけど、先生が一緒なら大丈夫。
どうか娘にとって、なにかしらの成功体験になりますように。
また祈るしかない。
これが上級生のリレーになったら、自分だけの問題でなくなってすごーくシビアに悩みそうだ。
ついでに、いままでの運動会を振り返ってみよう...
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1歳児クラス
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**現在通っている町立保育園とは違う都市にある、小規模な認可外保育所です。
1歳からつかまり立ちや伝い歩きはしてるものの、2歳になってまだ一人で歩くことはできない娘。
運動会の話があり、保育士さんが明るく「私が○○ちゃんの手を引いて歩くから大丈夫ですよ」と。
小さな保育所で保護者同士の交流は皆無。どんな運動会かも分からない。
私も夫も「歩けない事を引け目に感じてはいけない、運動会には参加しよう」という気持ちだった。
しかし、運動会の練習がはじまると、娘が保育園に行くのを嫌がって泣く日が続いた。
偶然かもしれないし、運動会の練習が原因かもしれないし、まだ本人は説明できないのでよくわからない。
娘の様子を見守りつつ、運動会が近づくにつれて落ち着かない日々。
「娘のことを、恥じている親と思われたくない。」そんな私達の意地よりも、
小さな娘にそこまで頑張らせる必要はないんじゃないか、という考えに変わってきた。
そもそも参加・不参加どちらでもよい運動会。
参加の希望は提出してあったけど運動会の2日前に娘が微熱を出したのをきっかけに、
運動会はお休みすることにした。この頃、息子はやっと生後1ヶ月。
正直、新生児を連れて屋外の運動会は大変そうだなと思っていたし、
まあこれで良かったという気がした。
当日は、運動会のために予定は開けてあったので、家族でのんびり楽しい一日を過ごして終わった。
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2歳児クラス
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**現在も通っている、町立の保育園です。
2歳児クラスに入って2ヶ月ほどして独歩できるようになった娘。
とても不安定で、歩けるのは短い距離のみ。
2,3メートルですぐに転ぶし、かろうじてバランスを取っているようなあやうさ。
一度転ぶと、立ち上がるのに時間がかかる。
1歳児の時の保育所と違って、こちらは全員参加なうえに保護者もかなり本気で参加する運動会。
徒競走は娘が1人で走る(歩く)けれども、補助の先生が隣についてくれるので
ひどく転んだり、立ち上がれずに困っていたら助ける、ということに。
娘がスタートラインにたち、私はカメラを構えて見守る。
なんとかたくさん転ばずに進めますように、娘の心が折れるような出来事になりませんように。
私は祈ることしかできない。
いざ徒競走がはじまると、娘は満面の笑顔でゴールで待つパパに向かって一直線に歩き続け。。。
一度も転ばずに笑顔でゴール。
こんな長い距離を転ばずに歩いたの、もしかして初めてかも?本番に強いタイプ?!
2歳後半から3歳ともなると、みんな小走りが早いので、もちろん娘との距離はどんどん開いていく。
そんな中、気分が乗らなかったのか歩いているクラスメイトの男の子がいて(!!)、
まさかの、圧倒的なビリでもなく。
笑顔で歩く(多分、心では走ってる)娘をみながら、後半は涙が止まらず。
娘も良い思い出になったようで、何度も動画を見せてとせがまれました。
動画を改めて観ると、娘を心配して応援している保育士さんの祈るような声や、
ゴール後の安堵の声が入っていて、私だけじゃなかったと、また涙。
不安いっぱいで望んだ運動会が、思いがけず娘が本番に強かったり、マイペースなクライメイトがいたり、
運よくとても良い思い出になりました。
さて、今年はどうなることやら。