海外にガジェット保有のミリオネア能弁により国を騒がす

 

 かばんの会では、毎年新春題詠で短歌の募集をします。2022年のお題は、「鏡」。五十八首の短歌が集まり、選歌投票が行われました。ありがたいことに1点いただきました。どなたか1人だけ投票してくださったのですね。どういうつもりで投票なさったのでしょうね? 鏡がないのに!?

 ガジェットとは多義的な言葉で、ここでは小型の電気製品といった程度の意味です。歌意は、海外に資産をもっている政治家を揶揄するというものです。

 

初句から結句までの最初の言葉に続けて初句から結句までの最後の言葉をつなげると、「かがみのくにのありす」となります。

初出かばん2022年1月号