日本に帰って来た次の日の土曜日。
仕事後の会社の呑みの途中で、私はツイッターに釘付けになった。

【過去日記はこちら】


【数独世界選手権2015】Vol.1~いきなりのハプニング満載~
【数独世界選手権2015】Vol.2~WPF final~
【数独世界選手権2015】Vol.3~WSC1日目~
【数独世界選手権2015】Vol.4~WSC2日目、それはつまり私だけが帰る2日前~
【数独世界選手権2015】Vol.5~WSC finalの次の日は観光の日~
【数独世界選手権2015】Vol.6~超久し振りにキレた!~
【数独世界選手権2015】Vol.7~家に帰るまでがWSC~

元々WPCの決勝は、現地時間の10時頃。
つまり日本時間で16時頃という訳で、バリバリ仕事中じゃん!無理じゃん!
…と思っていたのだけれども。

幸か不幸か、パズル大会の方に不手際があり、決勝時刻が遅れていた。
居酒屋に移動した後にTwitterを見ると、決勝の2回戦が始まったばかりだった。

日本チームからは、岡本選手と森西選手が2回戦に進んでいた。
そして、finalには遠藤選手が進んでいる事も分かった。

慌てて過去のツイートを振り返る。
決勝の1回戦目は、比較的簡単な問題が多かった様だった。
すると…スピード勝負か?

…が。
とある問題で解答者の手が止まる。

非常に難しい問題が含まれていた。
…多分私だと3時間ぐらい掛かりそうな問題が(笑)

森西選手と岡本選手は、その問題にとても苦戦し、実質そこでfinalが終わってしまった。
ただし、選択する可能性があった遠藤選手には追い風になっているのではないかと思ってもいた。

finalはドイツのUlrichと遠藤選手との差が2分ぐらい。
そして問題数は全5問。

全体の2位でfinalに来ている事は勿論凄い。
ただ、相手は絶対王者のUlrich。しかも2分のビハインド。
苦しい戦いになるに違いない…ワンチャン無いか?と思って見ていた。

ところが。

1問目終了後は差が3分に開いたが、その後は差を徐々に詰めるではないか。
3位と4位の人も解いてはいるが、完全に2人のマッチレースとなっていた。
私はビールを呑みながら(コップが良いコップで、ビールが全然苦くなかったのw
ビールだけで酔ったの初めてだったの^^;)
ますますスマホに釘付けになっていく。

5問中4問終了時には、遠藤選手が逆に52秒の差をつけていた。
いよいよ最終問題。

どんな内容のツイートが来るか、気が気でない私は更新ばかりしていた。

そして…

世界パズル選手権(wiki)

2015年世界パズル選手権優勝 遠藤憲(日本)

個人での世界パズル選手権の日本人優勝は、2010年の有松太郎さん以来、5年ぶりの快挙。
予選の順位から見事逆転したのである。

無論、この後のビールが一層旨かったのは、言うまでも無い事である。

世界パズル選手権が始まる前は、大舞台にあまり強くない等の話も聞いていた。
しかしインストラクションで中心になって理解を深める等、パズル選手権で中心となる活動をしていた事を、見ていない選手は(私を含めて)誰もいない。

それが最高の形で実を結び、心の底から嬉しかった。

そして…

生で見たかったなぁ……


私個人の世界数独選手権の結果を考えるに、Bチームですらなかなか行くのは難しいレベルになってしまっている。
来年も同じ舞台に立てる保証は全くない。

ただ、90年代に選手だった人間のうち、今年も世界の舞台で戦っている人間は数えるほどしかいないし、僭越ながらその一人として今年その場所に私が居られたのは、単純にとても嬉しい事である。

今後とも、数独の“ガヤ勢”として、昔の名前で出ています風に大会を盛り上げる事が出来るのならば、喜んでお手伝いしたいと思っている。

え?

いやぁ、“ガチ勢”だなんてもう言えませんから(笑)


以上、長文を読んでいただきまして、誠にありがとうございました。
それでは、ごきげんよう。