・メモ
ニーチェ全集の第1巻を読んでみた。本書を読むきっかけは、数年前に葛西教授がニーチェは哲学以前は西洋古典の文献学の研究者だったという話(多分)を思い
[古典ギリシアの精神/¥2,090]
[フリードリッヒ・ニーチェ著、戸塚七郎他訳/筑摩書房(1994/5/9)]
[651p/978-4-480-08071-4]
[西洋古典学、プラトーン、古典ギリシア、宗教、ギリシア人の祭祀、プラトーン対話篇]
_[ちくま学芸文庫、ニーチェ全集 1][図][050][kv 00][bb 03
・メモ
ラテン語メーリングリストの新年会で著者の方に出会って購入してから15年以上、この本とは長い付き合いだった。
本書は1年に1回イーリアスを全文読む著者が、毎日気になるフレーズと全文訳、そしていくつかの単語の意味と、日々の生活をまとめるという変わった構成の書物だ。
読むうちに使い方も変わっていった。最初は単に読むだけだったが、やがて本文中の原文を別紙に書き写すようになった。最初はギリシア語に慣れておらず苦労したが、とりあえずなんとかギリシア語で書けるようになった。更にヘキサメトロスが本文にある通り構成できるかチャレンジしてみた。当初は全く識別できなかったが読みに慣れるに従って習熟し、大学での古典ギリシア語の文法修得(不十分w)以後の5回目の今回はほぼ原文の下に記されたカタカナ表記のヘクサメトロスを再現できるようになった。また原文と翻訳を照らし合わせることで、全部ではないが単語の意味を把握できるようになってきた。
考えてみると本書の読書歴は、私の古典ギリシア語歴とも対応するものであり、改めて振り返ってみると印象深いw。今後は古典ギリシア語関係の文法書の復習・予習にチャレンジしていこう。
[『イーリアス』IΛIΑΣ日記/¥3,080]
[森山康介著/春風社(2005/8/25)]
[445p/4-86110-046-1]
[イーリアス、ヘクサメトロス、ギリシア文字、韻律、意味、単語、音読、文法][
]
[単行本][自][040][kv 00][bb 05]