・メモ

高橋竹山の家弟子、高橋竹音氏と息子さんの鴇田一章氏による津軽じょんがら節のライブ・パフォーマンス。来年キャリア50年の節目であり、その準備に忙しいために、今年のコンサートはこれが最初で最後のパフォーマンスだという。

 

音を実際に聴いてすぐに気がついたのは、音量がすごいことかな。同じ三味線を弾いても、上手い人が弾くと音の鳴らせ方が違うということだな。

 

曲の印象はマイナー調の曲を迫力のあるバチ捌きでぐんぐん弾いていく感じがかなり良い。音的にはブルースロックに近い感じがした。そうそう、queenのbrian mayのギターはまさに津軽三味線だと思った。彼も随分研究したのではないかな。また、三味線はフレットレスなこともあり、各音に対してかなり強烈なチョーキングぽい技を使っていたこともあり、それがブルースに近いフィーリングを生み出しているのかなとも感じた。

 

それと演奏スタイルについてだが、竹音氏は通常のばちを使っていたが、時としてばちの先端部分ではなく根本の部分を使っての演奏もあり、実に興味深かった。また竹音氏と一章さんの音を聞くと明らかに一章さんの三味線の方が音が高いのだが、運指の位置とかは竹音氏と変わらない。どういうことかと質問してみたところ、三味線は演奏者に合わせて個別にかなりカスタマイズが異なるということなので、これは一章氏のカスタマイズの成果ということなのかもしれない。

 

最後に高橋竹音氏は抜群に話が面白い。無口な一章氏と賑やかな竹音氏、この組み合わせが抜群に面白かったw

 

・ミュージシャン

 高橋竹音 三味線

 鴇田一章 三味線

 

・演奏楽曲

 

第1部

01 わいはぶし

02 あいかさじんく

03 なかじょんがらぶし

04 とさのすなの

05 やさぶろうぶし

06 おしまこぶし

07 しんじょんがらぶし

 

第2部

01 つがるさんさがり

02 つがるのりんご

03 きゅうじょんがら

04 そーらんぶし

05 あきたぶし

06 あいやぶし

07 ??

(曲タイトルは要確認)

 

・サイト