(卒論鬼対応中)

 

 

・メモ

北沢家の3世代の男達の物語。軍人出身で会社の会長を務める兼吉には実は加代という愛人がいた。会社の部長である亮介には世話を焼く友人の未亡人との関係が微妙であり、息子の菊男は、高校時代の万引きを事あるごとに父の遼介から言われ、家族よりも靴屋の津田夫妻の元で生きがいを見出す。この3人の紡ぐ人生の糸が複雑に絡み合い様々な出来事が怒るが加代の死をきっかけに絡まった糸がほぐれ始め、最後にはみんながそこそこの幸せを掴むことになる。本は向田邦子の台本だそうで、読みながら寺内貫太郎一家を思い出したw

 

[冬の運動会/¥513]

[向田邦子著/文藝春秋(1998/1/10)] 

[360pp/4-16-727715-8]

[向田邦子、冬の運動会、志村喬、藤田弓子、津田靴店、北沢健吉、北沢遼介、北沢菊男、日出子、船久保未亡人、津田夫妻、加代] 

[新潮新書206][自][136]