・メモ
「自分自身の体験を、言語を練り上げ鍛え上げていって、他人にわかる形で、コミュニケーション可能な形で語ること、それが哲学」これは本書中での著者の発言である。大変立派な言葉である。しかし彼はタクシー運転手や普通のおじさんおばさんに、音についてクレームをつけては度々トラブルになっている。その時彼は言葉を練り上げ鍛え上げていって、他人にわかる形で、コミュニケーション可能な形で語っているんだろうか。私には彼は西洋かぶれの悪質クレーマーに思える。ただ、彼の書く哲学書の類は結構面白いんだよなぁ、悔しいことにw
[たまたま地上にぼくは生まれた/¥1,760]
[中島義道著/講談社(2002/9/12)]
[282p/4-06-211494-1]
[主観主義、客観否定、ウィーン、ヨーロッパ賛美、クレーマー、ディベイトと対話、「自分自身の体験を、言語を練り上げ鍛え上げていって、他人にわかる形で、コミュニケーション可能な形で語ること、それが哲学」、言語を武器にする]
[単行本][図][107]