・メモ
あまりにも有名な作品、だけどちゃんと読んだことがなかったので今回、1から読んでみた。ただ、解説によるとこれでも端折ったエピソードがあるという。全ページ制覇は別の機会だな。
さてこの、ピノッキオ、操り人形が最後には実際に人間の男の子になるという話だが、このピノッキオがとんでもない子で様々なトラブルに巻き込まれるが、ほとんどが自分から撒いた種なので殆ど同情できない。それでも最後に人間になれたのは辛抱強くピノッキオを見守り続けた空色の髪の妖精のおかげかな?
それと最後に気が付いたんだけど、ピノッキオの設定である操り人形は、文字通りの操り人形に加え、いろんな機会に人に流されて結局操られてしまうという彼の人(形)生そのうものにかけていることがわかった。なるほどねぇ。
[ピノッキオの冒険/¥512]
[カルロ・コッローディ著、米川良夫訳/河出書房新社(1996/12/11)]
[227p/4-309-46167-0]
[ピノッキオ、ジェッペット、お話しするコオロギ、空色の髪の妖精、大きなフカ、マグロ、ロバ、キツネとネコ、悪童、さくらんぼ親方]
[河出文庫コ-1-1][初店][079]