・メモ
アリストテレースの魂についてを読んでみた。本書は哲学概論の授業の中で紹介されたもので、人の魂の成り立ちについて様々な議論が繰り広げられる。なぜ魂を読もうと思ったかというと、人がある事象に対して認知し理解し、そして推論などにより結論を導き出す過程でそのベースとなる基盤は何かと考えたところ、魂に行き着いたわけだ。
しかし原文が様々に解釈可能であり、それが翻訳にも影響して本書の読解は極めて困難なことになった。本文に脚注的なものがあり、さらにかなりの捕注があり、原文からのギリシア語が表示されている部分があり、意地で最後まで読み通したものの、頭の中には文書中のキーワードがほとんど関連なく漂い実に気持ちが悪い。魂そのものについてもくっきりとしたイメージを作ることができなかった。2ヶ月以内に再挑戦だw
PS 一つ言えること。哲学書は難しいw
[アリストテレス 魂について/¥13,520]
[中畑正志著/京都大学出版会(2001/6/15)]
[281p/4-87698-127-7]
[アリストテレース、何であるか、不動の動者、魂動く?、動かす、味覚・触覚・聴覚・視覚・知覚・感覚、思惟、求欲求、生殖能力]
[西洋古典叢書II-2][初図][0023]