・メモ

トリバロイ人ゲリラを蹴散らすことに成功したエウメネス。次の任務はアンティパトロスの指示でアテネの軍人、フォーキオンを暗殺することだったが、エウメネスは本当の意図はフォーキオンを戦線から遠ざけることにあることを見抜く。アンティパトロスはアテネ撃破後のアテネをフォーキオンに委ねようと考えていたのだった。アテネに向かうエウメネス、しかしフォーキオンはエウメネスには会ってくれない。それでも何度も訪問を繰り返すうちに彼の訪問がアテネ市民に知られることとなり、フォーキオンを戦線から遠ざけるという本来の目的は果たせたが、最後の最後にフォーキオンは友人のアドバイスでエウメネスに会うこととなる。その後マケドニア人2人は脱出しエウメネス等はアテネに置き去りにされるが、なんとか脱出し、フォーキオンの友人という顔役のメランティオスに会いにいくことに。そこに現れたメランティオスはかつてエウメネスに仕えた奴隷のカロンだった。

 

その後、マケドニアはアテネ・テーバイ連合軍とカイロネイアで激突することになる。マケドニアはテーバイの斜線陣を組むが、それを見たテーバイの将軍テアゲネスは斜線陣の長所短所を知り尽くしており勝機を掴んだと思った。しかしマケドニアには天才アレクサンドロス3世がいた。

 

[ヒストリエ9/¥660]

[岩明均著/講談社(2015/5/22)]

[196p/978-4-06-387913-1]

[斜線陣、トリバロイ人、フォーキオン、エウメネス、アッタロス、アンティパトロス、フォイニクス、メランティオス=カロン、テアゲネス、アレクサンドロス3世]

[アフタヌーンKC913][初図][0083]