#0073:10月9日(金)

 

10月3日(土)

月曜日には4限にホラーティウスの風刺詩の担当に手をあげたので今日から頑張って予習する必要がある。しかし、朝は気が乗らず何もしないまま本郷へ。しかし今回はperseusを使いながら準備を進めていく必要があるためライブラリープラザには行かず、直接真砂図書館へ。ということで入手した翻訳、perseusを使って書き写した原文に単語ごとに訳を加える。

 

作業は午前中で終わるかと思ったが2行ほど残し、12時近くなったので本郷三丁目駅へ。ここで前日にlineで情報を交換した同じ研究室の学士入学同期の2人と待ち合わせ、近くにあるレストランへ。ここで年代の違う3人で様々な話題で盛り上がる。四月に入ってからの授業はzoomだったので直接会うのは久しぶりだ。履修の苦労、悩みなどで盛り上がる。うーん、やっと大学生になった気分だ。3年世は他に2人いるが今回は都合がつかず不参加、次回は5人揃って会食と行きたいな。すごく楽しかった。

 

午後はホラーティウスの残り2行を片付けるために、再度真砂図書館に向かうがインターネットに接続する座席は満席、仕方がないので大学のライブラリープラザに行き、作業に取り掛る。疲れているせいか考えながら意識を失うこともしばしばだったが1時間余りでなんとかやっつけ大学を後にした。

 

桜木町の横浜市立図書館経由で帰宅したが、電車の中で読んでいたマールクス・アウレリウスの「自省録」がないのに気が付く。電車の中に置き忘れたな(^_^;) 明日図書館で借りるかな。

 

と思っていたら夜テレビ東京の「新美の巨人」で大学の総合図書館と別館の特集をやっていた。今年の八月九月はまさにこの総合図書館と別館にお世話になったわけで実に感慨深い。客観的に見てみるとこれらの造形美は大したもんだと思う。

 

10月4日(日)

今日はホラーティウスの予習を提出する日だ。既に各単語の意味は調べてあるので、あとは和訳、英訳を見ながら、自分なりの訳文を一つ一つ作り上げていく。担当部分の中で現在形を頻繁に用いるのに戸惑ったがなんとかお昼で訳文を完成することができ提出することで一段落した。あとは朗読をするためにまた一仕事しなければいけないが今日はその気力なしw

 

午後には水曜日の授業で必要な「自省録」を戸塚の図書館に借りに行ったが生憎借り出されていて、仕方がなく中央図書館へ。「自省録」は借りられたが、本命のヒストリエの4巻、5巻は既に借り出されていて入手叶わず。残念。

 

10月5日(月)

朝、前々回のホラーティウスの担当の日は前日眠りが浅く体調が良くなくて苦労した覚えがある。後で気がつけば緊張感によるものだということが分かった。それから3度目の分担なので気持ちにかなりの余裕ができた。今回も余裕を持って行こう。ということで朝一番は母音の長音、短音化のルールを一つ一つ確認していった。一応確認できたので一休み。

 

少し時間を空けてから、今回の分担分について原文をヘキサメトロスに区切っていった。しかしこれがなかなか難しく、うまく区切れず苦戦することも多々あったがなんとか23行について終えることができた。一服したら2限の前の時間を使って何度か通して読んでおこう。この作業自体も午前中にできるのは前回からの進歩なのでちょっとだけ嬉しいw

 

2限の哲学概論、まだイントロダクションなので授業内容は概要説明にとどまる。講師が気軽に質問に答えてくれるのも嬉しい。そこで他の自然科学と比べて何故哲学の世界だけが議論の多くをギリシアの世界に依存しているのかを尋ねてみた。講師によれば、哲学の世界でも色々進歩はあるとのことだ。ただ古代ギリシアに多くのことを依存していることも事実であり何故古代ギリシャが突出して貢献しているかについては説明がつかないそうだ。ただし、このことはイスラムの世界や中国思想の世界でも同様のことがおこっていると言及されていた。

 

4限までの間、ホラーティウスの担当部分の朗読練習と、水曜日のオデュッセイアの予習を5行だけ進めた。明日のうちになんとか訳を完成させてしまおう。

 

4限、ホラーティウスの1回目、1.5の冒頭部分を担当した。最初の朗読では事前に調べておいたヘキサメトロスの区切りに従って読んでいったが、中々滑らかに読むことが難しい。区切りを間違えているところも散見されまだ道半ばといったところ。ただ、事前に全文ヘキサメトロスの区切りに事前に分けられたのはちょっと評価しておこう。

 

10月6日(火)

朝イチ、オデュッセイアの下調べを開始する。松平先生の翻訳が古典ギリシア語を逐語訳しているわけではないので色々悩むがなんとか21行分の単語の意味をperseusを使って調べ上げた。この後は、commmentaryを参考にし、理解を高めることを本郷でやってしまおう。ここまでは翻訳は易しくなるはずだ。その後、同級生、兄に会ったのち早めに帰宅し、ジェノベーゼを作り、ジョギングにも手を出そうw

 

家に帰り18時過ぎからボチボチ訳に着手するが、参考にした翻訳が原文から少し離れた訳をちょっと違う構造で進めるため、却って混乱してしまい仕方がないので英訳の方を参考に翻訳を進める。悪戦苦闘の末、なんとか21時過ぎに全文を終え、講師に提出した。やれやれ。しかしまだヘクサメトロスに区切る作業が残っている。

 

さて、移動の最中にマールクス・アウレーリウスの「自省録」を読み始めるがなかなか読み進まない。明日の5限の利用資料だが授業までに間に合うかな?

 

10月7日(水)

朝イチ、起きたのは5時過ぎ、残務がある割には少し寝過ぎてしまった。2限でオデュッセイアの輪講があり、担当が当たるため、6時前あたりからヘクサメトロスに文節を区切る作業に入る。母音の長短を間違えて覚えていたため3行目の途中で気付き最初からやり直すなんてことをしているうちに、どんどん時間が経ってしまい終わったのは7時40分過ぎだった。この段階でかなり疲弊したので、ちょっと休もう。

 

その後、オデュッセイアの担当分のうちで分詞の項を一つ一つチェックしてマーキングを終えた。まだ分詞については利用法がよく分かっていないのでこの作業は続けたい。

 

これが終わった後でギリシャ語初級の夏休み前の課題のうちで訳文の前半をチェックした。早めに当たって楽になろう。

 

その後2限に備えて全体を通して読んでみた。色々ひっかかって心許ないことw まぁ後でもう1、2回読んで諦めようかなw

 

2限、オデュッセイアの冒頭部分21行について担当分を報告した。長くなるので1-10行、11-21行に分けて実施した。訳文についてはほぼ問題ない感じで提示できたが、次回はもう少しきちんと個々の単語の意味を理解して訳していきたい。そしてヘクサメトロスであるが、ある程度長い文の古典ギリシア語は初めてだったこともあり、リズムに合わせてうまく長短短、あるいは長長、更に長短といった形で区切ることが結構覚束ないことを再確認した。慣れていないとうまく区切ることができず、今回もミスを連発していることに気がついた。まだまだ修行が必要だな(^_^;)

 

3限、ラテン語初級II、これは前期からの継続講座だ。例によって前半は宿題の和訳の答え合わせ、後半は講義という流れだ。後期になって受講者は1/2以下になった。なので和訳10題の解答と言っても1回やれば良いという訳ではなく、2回以上担当しなければならない場合もある。今回も2題担当させて頂いた。簡単な文ならいいが、授業が進み問題が難しくなってくるとしんどくなりそうだ。授業では形式受動相動詞、半形式受動相動詞そして各種の分詞について説明があった。次回は不定法だ。

 

4限、zoomで授業を受けようとしたが、事前に講師への申請が必要で慌ててメールを書く。少し待つ間大学のutasという単位取得サポート用システムにアクセスすると、なんとこの講義、美学入門が休講である事が分かった。次回までにちゃんと準備をしておこう。

 

4限が休講だったので、桜木町の図書館まで予約していた資料を取りに行き必要な部分のコピーを取って、書籍はすぐに返却した。輪講では和訳の入手が欠かせませんw

 

10月8日(木)

来週は輪講の訳は当たらないので、少し余裕あり。そこで明日のギリシア語入門の準備を進めた。25課の練習問題5、ここから始まるが、担当は私なので訳を再確認した。そして次の26課の和訳練習問題10題の訳文をチェックした。これで明日の準備は完璧だw

 

学校の図書館へ行き、ラテン語初級の提出課題と和訳をノートにかき写す。これで準備が整った。そのあと研究室の自習室に行き次回のホラーティウスとオデュッセイアの自主予習範囲をノートに書き写した。前期は自分の分担をやるだけで精一杯だったが後期は毎回少しでも予習して講師の話に耳を傾けたい。

 

昼食後、図書館とお店を挟んでラテン語初級の提出物(羅訳5題)を片付け間髪おかず提出までしてしまった。よしよし。

 

夜遅くなって帳尻合わせでギリシア語入門51課の希訳5題を終えた。明日の朝、和訳10題を終えたら51課が終わるな。もう少し。

 

10月9日(金)

朝、今日の1限の予習は済んでいるので、古典ギリシア語入門51課の残りを片付け始める。しかし教科書も後半に入ってきたせいかなかなか難しく解くのに苦労する。3題解いたところでタイムアップ。

 

1限はギリシア語入門、課題を私からやるはずだったが、うまく伝わっておらずあたふた。結局想定した問題が回答できてやれやれ。作った訳はどうも納得がいかなかったが、ギリシア語本来の意味に立ち返って講師の方が説明され納得した。なかなか難しい。課題は次の課の最後にも当たり、最近は授業で2度当たることが増えてきた感じ。授業の途中に来たメールを見てみると、水曜4限の美学の授業で、研究室まで出向いて資料をコピーせよとあったが、講師の方がpdfをメルで送ってくれることになり学校にいかずに済んだ。わーい。

 

2限はマケドニア史。前回からの引き続きで古代の首都アイガイがどこにあるかという発掘作業。前回はどうもヴェルギナが怪しいという話になり今回はヴェルギナでの発掘作業の話になった。結局考古学者アンズロニコスが発見した三つの墳墓が王家の墓、それもフィリポス2世の墓らしいということが判明するまでの話だった。次回はフィリポス2世の墓の壁画について講義をしてもらえるらしい。

 

3限は古代ギリシア・ローマ美術史。今回はフェニキア期の神殿、祭壇などについての講義。パルテノン宮殿を平面的に解説してもらえたり、神田における神託客?獲得のためのまさに劇的な工夫など中々楽しめた。成績はレポートでの評価なんだけど講義同様優しいといいなぁ。

 

夜遅くなってやっとギリシア語入門に手をつけ、12時を過ぎてやっと和訳の残り7題をやり終えた。明日からはやっと52課だ。

 

成果?

「ギリシア語入門」127 /175

「歴史(上)ヘロドトス」10/519 再読 

「歴史(中)ヘロドトス」106/385 

"illiad homer book1" 1/192

"homeric greek" 21/262

 

「標準ラテン文法 別冊単語集」3/27

「ラテン語練習問題集」 14/166

「ラテン語を読む」84/366

 

「ギリシャ・ラテン文学」12/435 再読中

「形而上学(上)」5/391

「自省録」 62/208

「ヒストリエ 2」212/212 読了

「ヒストリエ 3」206/206 読了

 

「イタリア語練習問題集」14/259

「中級ドイツ文法」 60/327

「古典ギリシア語入門」13/206

「エクスプレス古典ギリシア語」46/175

「独習者のための楽しく学ぶラテン語」38/295

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