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ポートレイト・イン・ジャズ+1
1,485円
Amazon |
・作品名
portrait in jazz
・ミュージシャン
bill evans trio
・担当
bill evans(p)
scott lafaro(b)
paul motian(d)
・楽曲
1. 降っても晴れても
2. 枯葉 (テイク1)
3. 枯葉 (テイク2) (MONO)
4. ウィッチクラフト
5. ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ
6. ペリズ・スコープ
7. 恋とは何でしょう?
8. スプリング・イズ・ヒア
9. いつか王子様が
10. ブルー・イン・グリーン
・メモ
このアルバムは初期ビル・エバンス・トリオの代表作だ。発売された年は私の生まれた年でもあり、個人的に感慨深いw
さてそれまで聴いてきたピアノトリオでは、あくまでも主役はピアノであり、他のメンバーのベースとドラムは基本的にリズムキープをしている印象が強い。ところがこのアルバムではベースのスコット・ラファロがリズムキープ以上の役割を担っている。ピアノをサポートするだけでなく、時に楽曲の先頭に立ち、ピアノとドラムをぐいぐい引っ張っていく。そのベースの音も実に太く熱い。弦がベースのボディに当たってバチバチと音を立てる様子がそのまま収録されておりこの比類のない迫力には圧倒される。
このアルバムではautumn leavesが有名だが、私はむしろ最初のcome rain or come shine, そして4. witchcraftが好きかな。明るく軽快だけどそれだけでは済まされないスリリングな感覚が大好きだ。そして最後のblue in green、Milesのkind of blueの収録曲だが、ここで展開されるトリオによる演奏もいい。テーマを奏でるのがトランペットではなくピアノであり、ここでビル・エバンスの繊細な響きが活きてる感じがして心地よい。