・メモ

MJGでの2020年の初ライブを鑑賞してきた。今回のアーティストは上方唄の松波千紫さんで、自らが奏でる三味線の調べに載って歌うというスタイルをとる。

 

彼女がこの世界に入ったきっかけは母親がずっと三味線を演奏していて、その師匠が演奏会をする折にも手伝っていて、たまたま千紫さんが母親に会いに行くついでにご挨拶を師匠にしたのがきっかけだったという。なにか運命的なものを感じたらしいw

 

上方唄というのは大雑把にいうと遊郭・遊女などの話を中心とした色恋沙汰などを歌うものらしい。そしてその唄の背景上、作者不明のものが多いという。

 

上記の通り演者が三味線を奏でながら歌うものが多いが、観客が手締め(大阪締め)や「あーしたこりゃ」といった合いの手を入れて一緒になって楽しむ曲もあるようだ。

 

千紫さんは良く通る声で唄に彩りを与える感じが素晴らしかった。こういった曲は普段は滅多に聴くことがないが、メロディに親しみがあるせいか、すんなり耳に馴染むところは日本人である自分を意識してしまうな。

 

今回松波さんは琴も演奏したが、目前で演奏に触れるのは初めてであり演奏の仕方がよくわかり面白かった。特に右手で弾いた弦を、左手で思いっきりの伸ばして、ギターのチョーキングのような効果を生み出す演奏には感心した。

 

・メンバ

 松浪千紫    三味線、琴

 

・演奏楽曲

- 第1セット

一.梅は咲いたか

二.浪花の四季

三.梅の小袖

四.淀の車

五.霧の雨

六.桃太郎

 

- 第2セット

七.春の海

八.二つの変奏曲より「さくらさくら」

九.愚痴

十.鼠の道行

 

- 追加

十一.団子絵?