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兄弟の血―熊と踊れII 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
929円
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・メモ
レオ・ドゥヴニヤック、無法者の父から悪の教育を授けられ、反発しながらも頭脳明晰、抜群の行動力を持つ立派な悪人に育つ。2人の弟を巻き込んで起こした強盗事件は、ヨン・ブロンクス警部によって解決され、レオは弟、父共々刑に服することになる。これがこれまでの話だ→熊と踊れ。
刑期を終えたレオは、再び大胆な犯罪を計画する。パートナーに選んだのは刑務所内で知り合った父殺しの罪で服役していたブロンクス警部の兄、サム・ラーシェンだった。レオがサムを使って起こした強盗事件、その調査の過程でヤンはレオとサムとの関係に気づき愕然とする。下巻を読むのが待ちどうしい。この物語の筋には兄弟関係が根底にあって、これが非常に興味深い。レオ⇄フェリックス、ヴィンセント、サム⇄ヨン この関係が下巻でどう変化していくのか楽しみだ。
[兄弟の血 上/946円]
[アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ、ヘレンハルメ美穂、鵜田良枝訳/早川書房(2018/9/25)]
[390p/978-415-182156-1]
[レオ、フェリックス、ヴィンセント、ヨン・ブロンクス、サム・ラーシェン、エリサ・クエスタ、復讐、兄と弟、血、探り合い、罠の掛け合い]
[早川ミステリ文庫 HM439-6][初店][0066]