苔のむすまで 苔のむすまで
2,808円
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・メモ

写真家・芸術家である杉本氏の著作、中々印象的な作品だ。構成としては、対話(架空)、写真(作品)、本文といった感じでエッセイが綴られている。特に印象的なのは強い日本への思いだ。これは本人が米国永住権を持っていることと無関係ではないだろう。

 

本書の中で特に印象に残っているのはワールド・トレード・センターと方丈記に関する記述かな。まるでワールド・トレード・センターがスローモーションで崩れていく様子が目の前で展開されているようだ。そしてその後の火災の様子が方丈記の記述と重ねて記載されているところが実に面白い。

 

正剛くんはこう言ってる。

 

[苔のむすまで time exposed/2,808円]

[杉本博司著/新潮社(2013/7/5)]

[221p/978-4-10-478101-0

[ワールド・トレード・センター、愛の営み、時の意識、方丈記、タイトル、対話、写真、本文、日本への思い、天皇制、ヘンリー8世、マルセル・デシャン、ファラデー、フェロノサ、ヒューストン、1704夜]

[単行本][初図][0047]