・メモ

現在の米国の消費社会がどのように形成されてきたかを教えてくれる著作だ。あたりまえのことながら、これらのシステムが形成されたのはごく最近のことであり、それまでは物々交換が当たり前だった。そこから小売店と消費者との間での売買という形式が生まれ、程なくして生産業者、大型小売店チェーンが生まれ、ニーズそのものよりもむしろマーケティングが重要になり、ニーズは生み出すものと発想が大きく変化していくところが実に興味深い。流通業という業態については門外漢なんだが、現在のこのシステムが、全くないところから人間が思考の中で作り上げていったというところには唸らざるを得ない。

 

人間ってすごいなぁ。頭ってのは使いようだね!

 

正剛くんはこう言ってる。

 

[欲望を生み出す社会 アメリカ大量消費社会の成立史/5,184円]

[スーザン・ストラッサー著、川邊信雄訳/東洋経済新報社(2011/12/1)]

[364p/978-4-492-37109-1

[製品→ブランド、ブランド群→製品群、ニーズの拡大、統計学、販売促進、セルフサービス、セグメンテーション、市場調査、登録商標、個別生産ー個別消費、大量生産ー大量消費、小売価格維持、マーケティング、工業製品、工場、ジョバー(問屋)、流通、小売業、1701夜]

[単行本][初図][0044]