クリムト展に行ってきた。クリムトと言うとエロチックな女性像を描く画家というイメージしかないが、改めてどんな画家なんだろうと気になり行ってみることにした。
展覧会ではクリムトの初期の作品から晩年までの作品を網羅しているが、初期の美術学校に通っていた当時の作品が、人物などを非常に精緻な筆で記述しており、そのきちんとした画風に驚かされた。
その後クリムトは独自の画風を確立していくわけだが、単にエロチックな女性像を描くだけではなく誕生から老後、死亡に至る人の生き様をテーマと定めていたようだ。
私としては恍惚としたエロティックな女性像よりは、鮮やかな色調を織り交ぜた作品やベートーヴェンに捧げた作品が良かったかな。
以下に気になった作品を列挙しておく。
・赤子
・女ともだち
・ベートーヴェン・フリーズ
オイゲニア・プリマフェージの肖像