・メモ

エンデの遺言をモモを読んだ勢いで続けて読んでみた。とりあえずどんな本なのかの予備情報なく読んだので、読み始めてみると経済の話であることに驚いた。

 

最初はかなり面食らい理解するのが難しかったが読むに従ってだんだんその全貌がわかってきた。要は通貨を現在の財産に極端に重きを置いてしまった状態から、本来の等価代償としての役割に戻すということだな。

 

でその際に利子というものを廃止することと抱き合わせということをする。思えば人間が作ったものでお金だけが経年劣化しないばかりか利子がつくというのは異常すぎる事態だということに納得がいくようになってきた。

 

で、そんな事が可能なのかというと、実は地域通貨の形でいくつもの補完通貨が流通しているという。エンデがこういったことを考えていたとは驚きだ。ただ、モモでも時間を貯蓄に回すような話が出てくるのでエンデとしては近しいテーマだったんだろうと思う。

 

正剛くんはこういってる。

 

[エンデの遺言/¥918]

[河邑厚徳+グループ現代著/講談社(2011/3/11)]

[332p/978-4-06-281419-5]

[LETS、通貨、利が利を産む、共生セクター、成長の強制、複数の役割、地域通貨、お金は歳を取らない、ヴェルナー・オンケン、ルドルフ・シュタイナー、エイジングマネー、シルビオ・ゲゼル、リエター、等価代償であるべきお金がそれ自体が商品交換リング、デーマーク、千1378]

[講談社+α文庫 G 223-1][初図][0035]