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負ける建築
2,700円
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・メモ
新国立競技場の設計かによる近代〜現代に至る建築、設計業界を様々な角度から論評する著作だ。
というと若干期待してしまうが、著者の独特の文体(悪文?)によってその期待は失望に変わる。様々な観点から設計というものをとらえなおすという立ち位置はいいが、横文字(英語、フランス語、ドイツ語)を含む専門用語の濫用で建築の世界の入門者である私にとってはじつに馴染みにくいものとなっている。
著者の癖なのかもしれないが、平易な出来事も難解にしてしまう文体はなんとかならないものか。そして建築を主題に据えるこの本で、政治、経済、哲学、社会学、果てはソフトウェア工学にまで言及する必要があったんだろうか。
正剛君はこう言ってる。
[負ける建築/¥2,592]
[隈研吾著/東京創元社(2004/3/25)]
[232p/4-00-00259-1]
[ケインズ、エンゲルス、カント、切断としての建築、ケインズ政策、建築は嫌われているのか?ポストモダン建築、持ち家、公共事業、問題提起がずれている?、内田、村野、丹下、千1107]
[単行本][初図][0016]