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追憶のハルマゲドン
2,160円
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・メモ
還暦を目前に控えて学生時代に入れ込んだカート・ヴォネガットの著作を読もうという終活の一環wの活動、今回読んだのは初めて読む短編集だ。ヴォネガットは第2次大戦でドイツ軍の捕虜となっている時に市民20万人以上が犠牲になったドレスデンの空爆を経験している。その経験が彼の人生に対する立場を決めたといえよう。
私としては特に彼の戦争の無意味さを訴える姿勢に共感を持つなぁ。薄っぺらな日本の左派の反戦の主張とは明らかに異なる姿勢は学ぶところが大きい。本書で面白かった短編名を以下に列挙しておく。
悲しみの叫びはすべての街路に
ハッピー・バースデイ、一九五一年
明るくいこう
サミー、おまえとおれだけだ
さて、次は何を読むかな ロンパーチッチで目星をつけようw
[追憶のハルマゲドン/¥2,160]
[カート・ヴォネガット、浅倉久志/早川書(2008/8/25)]
[p301/978-4-15-208947-2]
[悲観論者のふりをした楽天家、フージャー、マーク・ヴォネガット、楽しく哀しい]
[単行本][初図][0006]