・メモ

どんな役をやらせても抜群の存在感で、自分のために設定された配役だと思わせてしまう稀有の俳優、原田芳雄。しかし台本に「原田芳雄風に」と書いてあるはずもなく、入念な準備の末に結実した演技力と言える。その意味で原田芳雄は表現者として超一流だということだな。ここに取り上げた2作品で彼の実像が垣間見れる。それにしても高校時代対人恐怖症だったとは意外だった。そして歌に加えて意外や俳句にも造詣が深く、鉄道模型にも凝っていたらしい。一芸に秀でるとそこから別の能力も開花されて行くということなのかな。

 

正剛くんはこう言ってる。

 

[B級パラダイス 俺の昨日を少しだけ/¥1,439]

[原田芳雄/KKベストセラーズ(2011/10/30)]

[253p/978-4-584-13342-2]

[楠田絵里子、桃井かおり、鰐淵晴子、松田優作、大楠道代、タモリ、宇崎竜童、西川峰子、黒田征太郎、大原麗子、千1690]

[単行本][初図][0003]

 

[原田芳雄 風来去/¥3,024]

[原田章代監修/日之出出版(2012/7/19)]

[323p/978-4-89198-137-2]

[原田麻由、原田喧太、音楽、大木トオル、石橋蓮司、鉄道模型、絵画、大原麗子、俳優座、千1690]

[単行本][初図][0004]