![]() |
名画の謎 旧約・新約聖書篇 (文春文庫)
896円
Amazon |
・メモ
中野京子氏の絵画に関するエッセイ、本書は聖書に関するものだ。本書の中で中野氏は旧約聖書と新約聖書の両方に関する興味深いエピソードを具体的な作品とともに紹介してくれる。例えば受胎告知を描く際、楽園追放には、最後の晩餐などの作賓が多い絵画についてはいくつかの典型的なお約束があるとかと行った話だ。勿論本書には多くの絵画も挿入されている。
本書の中で私が気に入ったのはブリューゲルのバベルの塔とティソの十字架上のキリストが見たものかな。それと本書では取り上げられていないがギュスターブ・モローのサロメが結構好みだな。
[名画の謎 旧約・新約聖書篇/¥896]
[中野京子/文藝春秋(2016/3/10)]
[p280/978-4-16-790-578-8]
[アダム、イブ、受胎告知、サロメ、使徒、十字架、バベルの塔、生首、ヤコブの梯子、最後の審判、ジーザス]
[文春文庫 な-58-4][初][0002]