・メモ

イギリス王朝を題材にした絵画に関するエッセイだと思って読み始めた。確かにそう言う部分もあるんだが、本書の狙いはイギリス王朝の紆余曲折の描写にあるんだと思う。今でこそイギリスのウィンザー朝のファミリは国民に愛されているが、ここに至るまでにどれだけ多くの傍若無人な王が存在してたかを本書は思い知らしてくれる。チャールズ王子なんて過去のひどい王様に比べたら清廉潔白に見えてくるな。そうそう、現在のウィンザー朝はドイツ系なんだね。このシリーズは何冊もあるので次々に読んでみよう。

 

[名画で読み解くイギリス王家12の物語/¥1,058]

[中野京子/光文社(2017/10/20)]

[203p/978-4-334-04313-1]

[テューダ家、ステュアート家、ハノーヴァー家、ウィンザー王朝、ヴィクトリア女王、メアリ・ステュアート]

[光文社新書907][初][0047]