・帰ってきたヨッパライ

このグループ、「帰ってきたヨッパライ」が衝撃だった。周波数を上げて甲高くしたボーカルの声に、どうやったらこんな声になるのか子供心に頭をひねった記憶がある。ある番組で生でフォークルが出てきて、加藤和彦がとぼけた声で歌った時には脱力した記憶がある。「帰ってきた・・・」以外には「悲しくてやりきれない」という曲が興味深い。この曲は政治的意図ありとして発禁になった曲を逆回転してメロディを作ったらしい。そんな事情があるにせよ、哀愁をたたえた素晴らしい曲だ。

 

・フォークル以降

・加藤和彦

彼は解散後、同じくメンバーだった北山修とデュエットで「あの素晴らしい愛をもう一度」をヒットさせた。そしてその後伝説のサディスティック・ミカ・バンドを組んだ。中学生の頃ラジオから流れてきた「タイムマシンにお願い」を耳にした時、思わず「日本のロックの夜明けだ!」と叫んだことを思い出す。その後ソロになってからも「パパ・ヘミングウェイ」などの素晴らしい作品を残した。惜しくも10年ほど前に亡くなっている。

 

・はしだのりひこ

フォークル解散後もいくつかヒット曲を飛ばしている。代表的なのは

シューベルツ:「花嫁」

エンドレス:「嫁ぐ日」

かな。あまりにも「花嫁」が有名だが、個人的には「嫁ぐ日」が好きだな。

「♪とーてもおしゃべりで、よく笑う、どこにもいるよーなー♪」

で始まる歌詞もポップですごく気持ち良い。女性ボーカルがとっても素敵だったな。彼も最近残念ながら亡くなった。

 

・北山修

彼は確か出身の医科大学で教授になっていたと思う。音楽についてはあまり知らない(^_^;) 調べてみたら「あの素晴らしい愛をもう一度」「戦争を知らない子供たち」「花嫁」「さらば恋人」は彼の作詞だった。すぐれた作詞家ということですね。