・メモ

ロンパーチッチさんで店内にあるのを見つけ、行くたびにコツコツ少しずつ読んでいき、今回全て読み終えることができた。構成としては年代別のMilesの作品の解説を基本として、所々に関係者へのインタビューを織り込むというものだ。この本で最も面白かったのは黒田卓也氏へのインタビューかな。彼によると技術的に余り語られることのないMilesだが、Milesは技術的にも体力的にも極めて優れているばかりでなく、並みのプレーヤなら自分のソロプレーで如何に頑張るかにばかり心が行くが、Milesは曲を最良なものにするにはどうしたらいいかということをいつも考えていたプレーヤだという。なるほどと思わせる話だね。

 

[Miles:reimagined 2010年代のマイルス・デイヴィス・ガイド/¥1,728]

[柳樂 光隆/シンコー・ミュージック(2016/7/19)]

[160p/978-4-401-64317-2][黒田卓也、ギル・エバンス、類家慎平][ムック][初図][048]