・メモ

以前海馬の著作で注目を集めた脳研究者、その後偉くなって現在は東大の教授だ。その彼が結婚後暫くしてから自分に生まれた娘の成長を綴った著作だ。本書では脳研究者としてのシャープな視線と、新米パパとして戸惑い、悩む姿が程よくミックスされて実に魅力的な作品に仕上がっている。私に子供はいないが、本書を読んでいると子供を育てるということがいかに大変かを痛感させられる。私は子供の頃かなりひどい悪ガキだったので、今にして思えば両親はかなり苦労したと思う。なにしろ小学校低学年の頃、道端に座り込んで前を通る女子中学生に対して「おめぇパンツはいてねぇいだろ」なんていう言葉を投げつけて、彼女たちが困惑する様子をゲラゲラ笑って見てたからねぇ、やなガキだw 美人だった母がよく鬼の形相で怒っていたものだ。すみません_o_

 

[パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学/¥1,728]

[池谷裕二著/クレヨンハウス(2017/82/18)]

[307p/978-4-86101-343-0]

[タテマエと本音、脳を持っている生物は生物全体の0.13%しかも燃費が悪い、保留する、ゆるさ、作業記録、ヘッケルの反復説、想像・計画・実行・内省、メンタル・ローテーション、パースペクティブ、エゴセントリック・アロセントリック、モロー反射、かまってほしい、クロスモーダル連合、赤ちゃん言葉=マザーリーズ、オキシトシン、精密把握、共同注視、ベイズ推定、いやいや期、強化学習、認知的不協和、オムツがとれる、第3者的立場、社会性、フェルフルスト=パール方程式][単行本][初女王][038]