M電機へ就職後、転職したのがXSOLというIT企業だった。そこで出会ったI村さんという人が抜群に面白い人だった。毎日のように驚きの連続の行動のあまりの面白さに、ひそかにメモを残しておいて楽しんだものだ。今はそのメモも失われてしまい、エピソードの殆どを忘れてしまったが、かすかに記憶にとどめている話を列挙しておこう。

 

・生まれ

茨城の旧家の家系らしい。なんでもその家は家を継ぐ長男が代々同じ名前「X兵衛」を受け継ぐという。

 

・風貌

気のいいおっさんといった感じの穏やかな風貌。しかし学生時代はボクシングをやっていたらしい。

 

・口癖

「この会社もうだめだよ〜」ってのがお約束のフレーズ

 

・アルバイト

学生時代、高校生だった歌手の飯島真理の家庭教師をやっていたらしい。また、中学生だった家庭教師の教え子の女の子はIさんのことが好きになり、成人後付き合ってほしいとI村さんに迫ってたらしい。

 

・霊体離脱

Iさんは霊体離脱をよくすると常々話していた。君の家にも行ったよと言われた時には正直焦った(^_^;)

 

・エピソード

- Iさんは引越しした後、間違えて元の住居に1週間連続で帰宅してしまったという。

 

- Iさんはある朝出勤のため駅まで行ったところで自分がパジャマのズボンのままであることに気がついたらしい。

 

- 飲み屋にて

店員「すいません、ビール売り切れました」

Iさん「じゃ、ビールじゃなくって生(ビール?)!」

店員「はぁ??」

 

- お店にて

I村さん「その蝗(いなご)大福ってやつちょうだい」

店員「そんなもの売るかい!、苺(いちご)大福!だよ」

 

- I村さんの友人にも面白い人が多く、昔の会社で同僚が会社にスケスケのネグリジェで出社したらしい。本人曰く

「だって可愛いんだもん」。

何度かその格好で出社するうちに、ある日たまたま職場を視察していた社長がその姿を見て、

「ここはキャバレーじゃない!」

と激怒したらしいw

 

- I村さんと同僚たちが、会社の近くの大学の食堂が安くて美味しいことから連日大挙して訪れ大騒ぎをしていたところ、Y社(I村さんの元の職場)の社員の利用を禁ずる張り紙が食堂の入り口に貼られるようになったという。

 

- I村さんは自宅マンションを購入後、自分でフローリング部分にワックスを塗った。しかし1ヶ月経っても乾かず!やむなくワックスを除いたという。どんな塗り方したんだ!

 

- ある時、I村さんが数日間出社してこなかった。なんでもあるお店のカレーで食中毒になったという。しかしI村さん以外に食中毒になったと主張する人はいないらしい。

 

- I村さんから聞いた面白い人

駅で出会う変な男「ここで俺が前の男を突き飛ばしたら電車にはねられちゃうんだよな、ウヒヒ」

と混雑した駅のホームで毎日つぶやいていたらしい。

 

- I村さんから聞いた面白い人

車中のある女性「やめてください。私が可愛いからって、私が薬師丸ひろ子にそっくりだからって見ないでください」

こんなことを叫ぶ女性を数回目撃したという。ちなみに全く薬師丸ひろ子には似てなかったらしい。

 

- I村さんの職場のMさん

Mさん「すいませーん、電話遠いんですがぁ。もっと大きな声で話してくれませんかぁ〜」

と朝から職場で大騒ぎしている。よく見てみると受話器を逆さにして電話を取っていた(^_^)

 

うーん、もっと面白いネタがあったが思い出せない(^_^;)