・メモ
金と暴力とピストルに異常なほどの関心と集中を示す
美貌と知性の男、伊達邦彦を主人公に据えた作品だ。
まず言えることは犯罪を犯すのに相貌に代表される
個人情報を晒しておいて、それが自身が計画する犯罪
の邪魔になる場合、ためらいなく殺しているが、いか
にも無駄が多いよね。そんなことより個人情報を晒さ
ないで更に人殺しをしないで金を奪取できる方法を
考えるべきだね。頭が極めていいという設定なんだし。
伊達のやり方は本人が全くもって抜けがないという前
提の上になりたっているし、そもそも犯罪現場で証拠
となり得る事物の扱いが粗雑すぎる。現代社会では
あっという間にネタが割れて捕まるだろうね。
誠剛くんはこう言ってる。
[野獣死すべし/¥637]
[大藪春彦/光文社 (1997/1/1)]
[363p/978-4334723484]
[マル・エン全集、ビールと卵10個、独自のトレーニング、証拠、金と暴力の理由がわからない、これだけの殺人と強盗をするための準備に要した金と時間を貯めておけば、入学金を得ることなど容易いように思える、千0560][伊達邦彦全集1][初][031]
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野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)
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