ミュンヘンでメンバー探しをする大、あるバーで
演奏していたバンドの女性ベーシスト、ハンナの
力強く情感溢れるプレーに心奪われ、一緒に組も
うと持ちかける。しかし無名の東洋人プレーヤの
実力に懐疑的なハンナはすげなく大をスルーし、
ハンブルグに行くとだけ告げて別れる。
大はハンブルグ行きを決意し、ハンブルグでハンナ
を探し始めるが、まだハンブルグに来ていない
ハンナの情報を得ることができない。ハンナの情報
を求めて大が毎日通う楽器屋Music Landの店主
ボリス・リッキュルは、当初大にそっけなかった
が毎日通ってくる彼に心をうたれ、密かにハンナを
探し始める。そしてベルリンの友人からハンナが
ベルリンからハンブルグにやってくる日を掴む。
ハンブルグ駅でハンナを見つけたボリスは、大が
ハンナを探している旨を告げる。ハンナの演奏も
大の演奏も知らないボリスの行動に疑問を持つ
ハンナに対して、ボリスは大のサックスを見て
大の実力を確信したと告げる。
バーF#でのジャムセッション、大のプレーを見た
ハンナは、大の実力を見くびっていたこと、大と
の演奏に恐れを抱き始めた自分に対して涙を流す。
[Blue Giant Supreme 2/¥642]
[石塚真一/小学館(2017/7/15)]
[208p/978-4-09-189585-1]
[ミュンヘン、ハンブルグ、ハンナ・ピータース、毎日やってくる彼が小さな花を届けてくれているような気がする、musicland、ボリス・リッキュル、真剣、必死][BCS][初][030]