・メモ
GateOneでの永武はんのライブに行ってきた。
当初は次の日(=今日)と同じJ.J.Soulで
クレジットされていたが、ある時気付くと
ベースが石川くんから永武幹子トリオの落合
くんに変わっていた。J.J.Soulのドラムに、
永武はんトリオのベース、一体どんなサウン
ドを目指すんだろうと、当初wかなり個人的
に盛り上がった。が、冷静に考えてみると、
都合が悪くなった石川くんの代役をたまたま
その日空いていた落合くんが埋めたという
可能性もあるなという気がしてきた。本日の
ライブの楽曲の雰囲気を考えると、それが
実情なのかも。そういった意味では今回の
ライブはかなりゆったりした気持ちで見る
ことができそうだな。
さてこの日、お店がオープンする7時ジャ
ストに行ってみると、まだリハーサルの真
最中だった。zujaさんに、いつかはどのバ
ンドでもいいのでリハーサルに立ち会わせ
て欲しいとお願いしたいと思っていたので、
図らずもその願いが実現した感じだね。
メンバ間の会話を聞いていると、曲の出だし
とエンディングの合わせ方を入念にチェック
している。なるほどテーマの部分はタイミン
グ等を含めてきちっと打ち合わせているが、
各楽器のアドリブの部分はメンバの技量に任
せるという感じなんだな。
大変勉強になりますな。
さて今日のプレー、お気に入りの吉良くんの
プレー、スティックとブラシを頻繁に切り替え
ながらシャープな叩き方をしているね。スネア
のふちの部分を叩くことで甲高い音を出すプレー
を効果的に利用していて楽しい。またドライブの
効いたソロプレーはワクワクさせてくれる。更に
プレーが進化した感じだね。
ベースの落合くん、ベースのネックを大きく揺
らしながら奏でるベースプレーは魅力一杯だ。
チャーリー・ヘイデンの曲ではメロディラインを
積極的に引っ張るプレーが良かった。弦を弾く
指使いの力強さは相変わらずだね。
そして永武はん、前回聴いたトリオが若干フリー
テイストの味わいでテンションがてんこ盛りの
プレーだったのに対し、今回はピアノの上手さが
際立つプレーだった。とくにエリントンのナンバー
が素晴らしかった。音の響かせ方が素晴らしい。
やっぱピアノトリオはピアノの音が大きくないと
楽しめないよね。今回はオリジナルが最後の1曲
だけだったが、明日はもう少し聴いてみたいね。
さて、今回はオーナの橋本氏、梶原氏が第2セット
の冒頭に加わった。ギターが加わるだけで醸し出さ
れるサウンドが立体的に広がる様子に目を開かされ
る思いだった。そして梶原氏のボーカル、横浜で
適当な女性ボーカルを聞かされた後だったので、
あまり期待せずに聴いてみたが、その小柄な体から
は想像できないパワフルな歌いっぷりに思わず嬉し
くなり自然と微笑んでしまった。きちんと歌詞の
内容を把握したパフォーマンスは素晴らしかった。
うーん、このオーナ夫妻、只者ではないw
今回のライブ、永武幹子トリオのフリー感覚、
J.J.Soulの疾走感はやや弱いが永武はんのピアノ
の上手さが感じられる楽しい演奏だったね!
・おまけ
何度目かのメンバ紹介で永武はんが落合くんの
名前を間違えるという大失態w プレー中はJ.J
Soulのつもりで集中していたんだろうね!
・メンバ
永武はん(ピアノ)
落合康介(ベース)
吉良創太(ドラムス)
・演奏楽曲
- 第1セット
1.1 I'll be seeing you(スタンダード)
1.2 Sandino(Haden)
1.3 Waltz for Ruth(Haden)
1.4 Free Flying(Hersh)
1.5 Infant Eyes(Shorter)
- 第2セット
2.1 I'll Remember April(スタンダード)
with 橋本信二
2.2 Good Morning Heartache(スタンダード)
with 梶原まり子
2.3 Blue Yes(Valdes)
2.4 Solitude(Ellington)
2.5 D Minorの五拍子(永武)