[山羊の歌/¥0][中原中也/Amazon Services International, Inc.(2010/11/2)]
[76p/B009IXNNLI]
[関口校長、厭世、土の香り、自然の描写、箱庭、ことば、千0351]
[青空文庫][初][011]
中原中也の詩集を読んでみた。全体に感じるのは
土の匂いかな。だが、かといって作品全体に絶妙な
自然描写があるわけではない。言わば、几帳面に
切り取られた箱庭のような風景だな。そして全体を
流れるのは表面上は明るいのに、その裏に潜む、
諦観といったものだろうか。中原中也が長生きを
したという話は聞かないので、多分若い時分から
自分の命の限界を感じていながら作品を作ってい
たのではないかという気がする。ただ、私には
詩を鑑賞するような繊細な趣味はないのでちょっ
と持て余した感はあるな。それにしてもある詩が
私の中学の校長に捧げられているのには驚いた。
うーむ、すごい人だったらしい。
誠剛君はこう言ってる。
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山羊の歌
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