[それでも、読書をやめない理由/¥1,728][デヴィッド・L・ユーリン(著),井上里(訳)/柏書房 (2013/3/10)]
[206p/978-4-7601-4084-8]
[読書という行為の衰退、読書は本と一体化する、判断力は増すが記憶力と理解力は衰える、本は空気のように欠かせない存在、カート・ヴォネガット、匿名性、本を読むために必要な静寂、因果関係の喪失、時間、行為それ自体が目的、読書が私たちに集中力を求める、千1632]
[単行本][初図][010]
著者は私と同じ活字中毒であり、読書家である。
そんな彼がIT文化の浸透とともに本に集中する
時間が減り悩んでいた折に考えた、読書とは
なんだろうという感じのエッセイ。本書で語られる
様々な科白は「そうそう、そうなんだよなぁ」と
感じさせてくれる。
確かに私もiMac, Macmini, iPad, iPodを頻繁に
いじっており、たえずせわしない感じがしない
でもない。これらにかける時間分、読書の時間が
減った気がする。読書量も最も読んでいた時期が
年間300冊だったのに比べれば、現在は100冊ま
で落ちた。
一つの解決策としてiPadにKindleをインストール
した。インストールした直後は、いろいろ読んで
みたが、このところは手を出していない。当初は
実際の紙の上の活字を読むのと遜色ないと思われた
Kindleも読むに従って、何が悪いとは言い難いが、
どうも実際の読書との差異を感じて手が伸びなく
なってしまった。Kindle及びiPad上のKindleリーダ
の改善に期待したいところだね。著者が子供の
課題を助けるために再読に悪戦苦闘し「華麗なる
ギャッツビー」さっそく読んでみよう!
誠剛君はこう言ってる。
![]() |
それでも、読書をやめない理由
Amazon |
・読書メモ