[アウトサイダー上/¥843]

[コリン・ウィルソン /中央公論新社(2012/12/20)]

[278p/978-4-12-20578-8]

[阻害者、非現実感、人生の否定、人間とは徒労な動物である、自己満足、意思、T.E.ロレンス、ゴッホ、ヘミングウェイ、ヘッセ、ニジンスキー、ニーチェ、千372]

[中公文庫 ウ6-][再図][008]

 

[アウトサイダー下/¥905]

[コリン・ウィルソン /中央公論新社(2012/12/20)]

[317p/978-4-12-205739-5]

[阻害者、非現実感、人生の否定、人間とは徒労な動物である、自己満足、意思、T.E.ロレンス、ゴッホ、ヘミングウェイ、ヘッセ、ニジンスキー、ニーチェ、ヴァステイション、ドストエフスキー、トルストイ、自己アイデンティティ、ブレイク、キルケゴール、屈辱を楽しむ、ただ本人にとって苦痛、カラマーゾフの兄弟、アウトサイダーは中国流に考える人、千372]

[中公文庫 ウ6-4][再図][009]

 

30数年前に熱狂的な気分の中で一気に読破した本、

今回再読してみた。これはマーヴィン・ミンスキーの

「心の社会」を再読した時にも感じたんだが、今回は

以前のような感動はなく、どう捉えたらよいのか苦心

の連続だった。一つには、彼の著作「オカルト」に

おいて、あまりに安易に超常現象を肯定する姿勢に

かなり彼自身に対して懐疑的になったことも理由なん

だろうね。

 

さて本書、著者がアウトサイダーの定義を確定しない

ままに話が展開するので、話を追うことが尋常でなく

難しかった。読み進めるうちに、多分彼のアウト

サイダーに関する考察を理解するのを無理で、本書

はアウトサイダーの例としての書籍の紹介本と割り

切ればそれなりに利用価値があるということだ、

ということがわかった。

 

ということでドストエフスーのカラマーゾフの兄弟

はとりあえず近々に読むことにしよう。

ニジンスキーの手記はちょっと考慮中。

 

誠剛君はこう言ってる。