[小川未明童話集/¥518]

[小川未明 /角川春樹事務所(2013//18)]

[219p/978-4-7584-723-3]

[月夜、赤、女、エロチック、電信柱、千73/1627]

[岩波少年文庫09ハルキ文庫お-16-1][初図][002]

 

小川未明の童話集。著者本人が童話という

ジャンルにこだわったらしい。が、作品を

読んでみると内容的には童話というジャンルで

くくる必要は感じられない。短編小説集と

言ってなんら差し支えないと思う。

 

さて、ここに納められた作品集、いくつかの

作品では結論めいたものを欠いたまま納め

られている。これは本作品を読むと本人が

想定している少年少女の想像力を掻き立てる

という意図があったのか?よくわからない。

 

また、幾つかの作品では、月夜、女、朱色と

いったキーワードを使ってかなりエロチックな

状況を想像させるものとなっている。この

ことを童話集として著者はどう説明する気な

のか気になった。普通に短編集でいいぢゃん。

 

誠剛君はこう言っている。