インプロヴィゼーション―即興演奏の彼方へ (1981年)/デレク・ベイリー

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[インプロヴィゼーション 即興演奏の彼方へ/¥2484]

[デレク・ベイリー著、竹田賢一、木幡和枝・斉藤栄一訳/ 工作舎 (2010/12/10)]

[283p/978-4-87502-222-0]

[ジェイミー・ミュアー、キース・ティペット、MIC、インド音楽、シュルティ、、スヴァラ、フラメンコ、コンパス、バロック音楽、インタビュー、スティーブ・ハウ、非イデオマティック・インプロヴィゼーション、聴衆、千1146]

[単行本][再図][050]

デレク・ベイリーが、音楽の各ジャンルにおけるインプロ
ヴァイザに、即興演奏の学び方、即興演奏と非即興演奏の違い、
練習の内容、良い即興演奏とは何かなどについてインタビュー
したものをまとめて一冊にしたものだ。だいたい想像はつくが、
解答めいたものはないw 
まぁ各自が勝手なことを言っているな。

読み始めた当初、この本はジャズにおけるアドリブに関する本
だと勝手に解釈して読んでいたが、すぐにそうではないことが
わかった。要するに、即興演奏をする際にコード進行とか、
モードとかの前提、仮定を全く設けない技法=非イデオ
マティック・インプロヴィゼーションに関する書籍というわけだ。

個人的に思うのは、それだけ即興音楽を難しいものにして
耳に心地よい演奏ができるかどうか甚だ疑問だということだ。
多分、ベイリーの即興演奏に付き合った観衆は、彼の頭の
中のプロセスを想像しつつ息を飲んで演奏を聴いていたの
ではないかと思う。でもそれって演奏する方も聴く方も
楽しいのだろうか?このあたりはよくわからないな。

文中でジェイミー・ミュアー、キース・ティペットといった
馴染みのある名前に出会ったことが非常に懐かしい。
キング・クリムゾンの「太陽と戦慄」における、ジェイミーの
圧巻のパフォーマンスに息を飲んだものだ。

誠剛君は
こう言ってる。