楽勝だと思ったら、電車が遅れ、更にバスがなかなか
来ず前半5分過ぎにスタジアムに到着という慌ただしさだ。
試合は70-30で川崎が試合する展開。両チームともメンバーを
ガラリと入れ替えてきて、サテライトをみているような展開。
横浜でレギュラクラスっぽいのは三門、兵藤、伊藤翔くらいか。
ディフェンスラインには金井、パク、新井が入り、MFには
前田、和田、天野、と言った布陣だ。このレベルのメンツでは
圧倒的な存在感を示さなければいけない天野だが、プレーには
冴えがない。一方の川崎、こちらもスタータに大久保、小林、
中村らの姿はなく、レギュラクラスは、谷口、エウシーニョ、
森谷、車屋くらいだ。ただし、サッカー内容は大きく異なる。
川崎はいつものメンバと同様、ワンタッチパスをつないでくる。
一方の横浜はボールをつなぐことができず防戦一方だ。
栗原の試合勘がもどっていないプレーぶりが気になるが、
パク、新井らが頑張り得点を許さない。2度ほどあった
決定機も久しぶりの榎本がしっかりゴールに鍵をかける。
前半は0-0で終了。
後半になっても情勢は変わらず相変わらずボールを支配される。
ただ、後半も半分をすぎるとこのまま引き分けかという
ムードが漂いだす。川崎はこのメンツでは反則レベルの
中村憲剛を投入、緊張感が走る。攻撃のバリエーションは
確かに増えたが、一方で川崎のプレスは緩み、横浜もボールが
持てるようになる。和田に変え遠藤、栗原に替えファビオ、
前田に替え中町を投入試合を引き分け、あわよくば勝ち越しを
狙う布陣にシフトする。交代したメンバはこのレベルでは別格の
存在感だ。CKからファビオがヘッドで狙うがポストの根元へ、
さらに中町、三門、伊藤翔が惜しいシュートを放つがキーパーが
懸命にボールに触り得点を許さない。結局0-0のままで試合は
終了だ。川崎にとっては痛すぎるドロー、逆に横浜にとっては
まんまと勝ち点1をものにした感じ。モンバエルツ、さすがに
したたかだな。
前田は後半に一度チャンスを作ったもののそれだけ。和田は
ノーチャンス、伊藤翔はボールを持っても得点の気配は皆無、
天野は存在感ほとんどなし、攻撃陣でレギュラクラスを脅かす
選手はいなかった。反面、榎本、パク、新井は安定したプレー
ぶりだった。個人的には仲川を見てみたかったな。