女装と日本人 (講談社現代新書)/三橋 順子
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[女装と日本人/¥972]

[三橋順子/2008/9/20]

[373p/978-4-06-287960-6]

[MtF、トランスジェンダー、トランスベスタイト、エリザベス会館、ジュネ、熊谷高、双生、稚児、白拍子、性風俗、神性、芸能、飲食店、千1274]

[講談社現代新書1960][初図][120]


古来より日本の中に存在していた女装する男子の
系譜を、きめ細かく紹介している。女装に関しては
常に同性愛という問題を避けて通ることはできないが。
筆者(本人も女装男子)はゲイと女装家を明確に
区別している。

著者によれば、ゲイとは男という自覚があった上で
男を性愛対象とする人であり、一方女装家は基本的に
自分が女性的であるという認識のもとにより女性に
なろうとする人を指すようだ。尤も、いわゆる「オネエ
言葉」を喋ることは女装家はしないそうだ。そうすると
新宿二丁目界隈にいる三枚目系のいわゆる「おかま」
はゲイに属することになるな。

と書いてきたが、女装家でも女性に近づこうとする
過程の中で男性と恋愛関係になったり肉体関係を
持つこともまれではないという。

うーん、そうするとゲイもオカマも女装家も
やっていることは結局は同じということになるな。
筆者は、一般人が女装家をゲイやおかま?と
混同することを時として非難口調で述べているが、
区別しろということ自体、無理があると思うな。

誠剛君は
こう言ってる。