ガリバー旅行記/作者不明
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[ガリバー旅行記/¥0]

[スウィフト著、原民喜訳/青空文庫]

[128p/  B009AKGZXM]

[人間山、ミレンドウ、リリパット国、大人国、ブロブディングナグ国、学士院、ラピュタ、飛島、馬の国、フウイヌム、ナンガサキ、死なない人間、千324/1590]

[青空文庫][初][105]

読んだようで実は読んでない名作というのは意外に多い。
ガリバー旅行記もその一つだ。世間で知られているのは
小人の国に行く話だが、それ以外にも巨人の国に行く話、
不可解な思考を持つ人たちの国に行く話などがあるらしい。
Kindle版を手に入れたので早速読んでみた。

実際にガリバーが旅行したのは、小人の国、巨人の国、
空に浮かぶ国=ラピュタ、馬の国だ。よく知られた小人の国、
その逆の展開の巨人の国、馬が知性を持ち野蛮な人間を
家畜として飼育する馬の国も予想以上に面白いが、
中でも一番興味を惹くのはラピュタだな。

人間のバランスが悪く体型がおかしかったり、
妙な数学に囚われていたり、変な考え、無駄な考えに
執着したり、死なない/死ねないけど年だけは取る
人々がいたり、興味は尽きない。特に死なない人間の
話はかなり強烈だ、死なないけど生き続けないと
いけないわけで、これはある種の拷問だな。
それとジブリの天空の城ラピュタはここから取った
というのは驚きだし、リリパットアーミーのリリパットは
小人の国の訳に立たない軍隊のことだったんだな。
ここからネーミングするとはらも氏も趣味がいいね。

さて、今回でやっと100冊突破した。これで千夜千冊の
1/10かと思いきや、千夜千冊は1590夜に達している。

こりゃあライフワークだなw
ということで誠剛くんは
こう言ってる。

#一応、ガリバー旅行記は紙でも読んでみる予定。