本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」/講談社
¥1,728
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[本は死なない/¥1,728][ジェイソン・マーコスキー(著),浅川佳秀(訳)/講談社 (2014/6/18)]

[308p/978-4-06-218861-6]

[アマゾン、Kindle、リフロー型、ジェフ・ペゾス、思考が時としてアナログ、災害による消失の危険→クラウド、ディザスタリカバリ、バックアップ、Nook、ラブマーク、教育、本の貸し借り、しおり、写本→活字→電子、「本のない家は魂のない肉体と変わらない、Kindle VS iPad、集中力が問われる、千1552/1569]

[単行本][初図][006]


電子書籍リーダ、Kindleの開発責任者だった男の著作。
この本はなかなか面白い、電子書籍のリーダを作った
男なのに、現行の紙による書籍という形態にこだわっている
姿が面白い。

超頭のいい男だけど、本書から読み取れる姿は
多分にアナログ的だ。紙による書籍がなくなることを
かなり危惧しているようだが、多分なくならないと思う。
80年代にオフィスのペーパーレス化が叫ばれ、
ほとんどの文書は電子化されたが、未だにオフィスには
紙のデータが溢れているように、人間は紙に印刷された
文書を見るのが好きだからな。

とは言え、電子機器の上で紙に印刷された文書と
遜色ない感じで文書、とりわけ書籍が読めるのは
実に魅力的だ。Sunのワークステーションの白っぽい
ディスプレー上で読みにくい文書を苦労して読んでいた
時代と比べると隔世の感だな。

正剛先生は
こう言ってる、