[ポール・ヴァレリー、栗津則雄(翻訳) /福武書店(1993/11/20)]
[194p/4-8288-3143-6]
[テスト氏は意見というものを持っていなかった、テスト氏は証人だ、感情はあるらしい、常識はないあるいは別の世界の常識がある?、意味不明なのか?偶然性?、いったい彼は心を持っているのかどうかも私にはわかりません、エミリー・テスト夫人の手紙、孤立、知的?、ワイアフレーム、千0012/1568]
[福武文庫 う0601[再図][002]
この作品を読むのは3回目。
しかしよくわからない。難解というか非常に
全貌が掴みにくい。タイトルからしてMonsieur Testeだ。
ヴァレリーの意図は、実験的小説を書こうとしたのか、
あるいは読者をテストしようとしたかのどっちかだな。
多分後者なんだろうな。だとすると俺はこのテストに
落ちたことになる。
Monsieur Testeは何者なのか?
理性的で頭がいいのか?多分。
常識人なのか?多分違う。
感情的なのか?ある意味で。
そのくらいのことしかわからない。
この作品は、ニューロマンサーのように
何度も読み込んでみないと全貌がつかめないな。
今年中にもう一回読んでみるか。
正剛先生はこう言ってる。