- 一千一秒物語 (新潮文庫)/新潮社
- ¥680
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[一千一秒物語/¥400]
[稲垣足穂著/新潮社 (1974/9/930)]
[370p/4-10-108601]
[星、月、流星、妄想、キラキラフワフワ、ピストル、ホーキ星、ボール紙、黄漠、バブルクンド、サアダスリオン、空、宇宙、月、江美留、ジュネ、千879]
[新潮文庫 い 12 1][再][055]
A感覚とV感覚などが妙に有名で、まぁそのせいで
余り読む気がしなかった稲垣足穂、
一度読んでみた時には文字通り一千一秒物語の
キラビやかで軽快な感じが新鮮だった。
ただ、一千一秒物語以外はまったく
頭に入らなかった感がある。
今回読んでみると、それ以外の作品も
気になってきた。一番気に入ったのは
黄漠奇聞かな。月を自ら作ろうとする
砂漠の王の話はなかなかに魅力的だ。
また、ヘルマン・ヘッセを彷彿とさせる
弥勒も面白かった。ただ、稲垣足穂の
エッセイである美のはかなさは途中で
ついていけなくなった。再挑戦だな。
正剛先生はこう書いている。