- 図説 コーランの世界 写本の歴史と美のすべて/河出書房新社
- ¥1,890
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[コーランの世界 写本の歴史と美の全て/¥1,890]
[大川玲子 /河出書房新社 (2005/3/30)]
[127p/4-309-76060]
[クルアーン、ムハンムド、アラビア文字、ウスマーン写本、ヒジュラ暦、キターブの民、カリフ、クーフィー体、本田孝一、師岡カリーマ・エルサムニー、グーテンベルク、ヒジャージ体、パレルモ写本、章題スルス体、メスフ体、基本六書体、ムハカック体、マグリビー体、パリンプセスト、植物アラベスク、オスマン朝、スルタン、千1398]
[ふくろうの本][初図][036]
イスラムの世界というのは、私にとっては理解不能の世界だ。
井筒氏のコーランは佐藤優氏の書籍で採り上げられていて
興味を持ち、読んでは見たものの、その本質は闇の中だった。
で、本書。
イスラム教が偶像崇拝を禁じていることは知っていたが、
コーランを収めた書籍類についても例外ではなかったのね。
その分、そこに書かれる文字についてかなり創意工夫の
跡が伺える。本書でも多くのページを割いて写真が
掲載されている。確かにアラビア語の関連書籍を
見てみると本田孝一氏の索引に私にとっては独創的な
風合いの文字列を見ることができる。
ということで、イスラム教が何であるかにつては
あまり理解が進まないまま、クーフィー体をはじめとする
多くのイスラム文字芸術に目を奪われてしまった。
確かに流麗かつ力強い文字列はかなりそそられるw
イスラム教については、コーランをもう一度読み直してみるかな。